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kizukiの家づくり

2024/10/24 (木)

未来の気候変動に対応する家づくりをどう考えるのか

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、未来の気候変動に対応する家づくりのお話をします。

昨今、気候変動が現実の問題となり、今後ますます厳しい気候条件が予想されるようになりました。私たち<Kizuki>は、家の設計や施工においてさらなる工夫を行い、お施主様が安心して暮らせる住まいを提供することを目指しています。

■湿気対策と断熱の重要性

<Kizuki>では、5年ほど前まで夏場の設計基準は最高気温36.7度を想定していました。
しかし、近年では40度を超える日も珍しくなく、これまでの設計基準が追いつかない事例が発生しています。
実際、空調システムが想定外の高温に対応できず、改修工事を行うケースもありました。こうした事態に対応するため、<Kizuki>では、夏場のピーク温度を45度に設定した新たな設計基準を採用しています。

この45度という基準は、以前では考えられないものでしたが、今では「もしかすると起こりうる」という現実的な数字として受け止めざるを得ないのです。

また、空気中の湿気の増加も深刻な問題になってきています。
外気の湿度が高まることで、壁内に設けた空気層が逆に室内に湿気を送り込んでしまうという事例が確認されています。
従来の設計では、冬の結露を防ぐために空気層が重要な役割を果たしていましたが、今では夏型結露という新たな課題が生じています。
これを防ぐためには、外壁の付加断熱が必要不可欠です。断熱を強化することで、湿気の逆流を防ぎ、室内の快適さを保つことが可能になります。

これからの時代、気温と湿度が極端に変化する中で、家を守るための工夫がさらに重要になってきます。

<Kizuki>では、気候変動に対応した家づくりを常に追求し続けているので、これからも、時代に合わせた技術革新と共に、未来の気候変動にも適応できる家を提供していきます。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値