2024/12/26(木)
リビングの床のデザインについて
こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、リビングの床のデザインについてお話しします。
リビングは家族が集まる空間であり、デザインや空間設計でその快適さが左右されます。
フラットな床や小上がり、小下がりの特徴と合わせて、<Kizuki>のおすすめをご紹介します。
■「小上がり」をおすすめする理由

<Kizuki>が手がける住まいは、リビングに「小上がり」を取り入れることが多くあります。
小上がりは、リビングと一体化しながらも視線を少し上げ、空間に緩やかなゾーニングを作り出すことができます。
同じ空間にいながら、異なる高さで家族と過ごせることから、リビングに多様な「居場所」を生み出します。
たとえば、小上がり部分に畳を敷けば、家族がごろっと横になる場所や、客人が訪れた際の臨時の寝室としても活用できるため、快適なスペースとなります。
さらに、小上がりの下の部分を収納スペースとして有効活用できるのも大きな利点です。限られたスペースの中、収納力を確保しながら寛げるリビングを提供できるため、人気のデザインになっています。
■小下がり(ダウンフロア)の設計上の課題
一方で、「小下がり(ダウンフロア)」には設計上の制約が生じやすいポイントがあります。
それは、長期優良住宅における認定基準や制約が生じることです。
<Kizuki>が提供する住まいは長期優良住宅です。
長期優良住宅の認定基準において、床下の点検スペースを33cm以上確保する必要があります。なので、小下がりを設けると、この基準を満たすことが難しい場合があります。
空間デザインとして有効な場合がありますが、構造的に床下の点検スペースが確保しにくい小下がりは、設計上の制約が多く発生するため、一般的にはおすすめしていないのです。
フラットな床は、シンプルで使いやすいデザインです。しかし、床の高さに変化があると、リビング空間にちょっとした変化を加え、視線や体の位置が異なるため、空間に広がりやアクセントが生まれます。
リビングに自然な「ゾーニング」が生まれるので、用途に応じて空間を柔軟に使い分けることが可能になります。
それぞれの床のデザインには、それぞれの良さがあります。
<Kizuki>では、ご家族の好みや生活パターンなどをお聞きして、最適なデザインの提案をいたします。







