2022/10/06(木)
材木屋だから教えたい豆知識その9(間柱)
こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。第9回目は、間柱についてです。
■壁を支える役目である間柱

間柱という名前を聞かれたことはありますでしょうか。柱と名前がつくと、上部を支える部材とイメージされるかもしれません。間柱とは、壁の下地材や下地受け材となるものを指します。
木造建築物では、高さ方向に配置される柱と水平方向に配置される梁によって構成される在来軸組み工法が一般的なものとされています。
柱と梁(1階下部においては土台)に囲まれたものが壁となり、柱芯々(柱の中央間)の距離は、標準的なもので半間(900㎜から1000㎜)としていますが、柱間に壁を支える部材を配置しなければなりません。その役目を担うのが間柱です。
間柱は、梁や土台に間柱欠きを入れて支える場合とくぎなどで支える場合があります。前者の場合は、梁や土台に断面欠損が生じるため、その欠損部分を考慮して構造計算をすることになります。
間柱を「構造部材ではない」と勘違いされる方もいらっしゃるでしょう。間柱は、外壁や内壁の荷重を支える部材で構造部材となり、外壁・内壁それぞれの構成部材として荷重算定をしています。ただ、地震や風といった水平力を考慮しないため、間柱の両端は釘で接合され、間柱間隔を芯々450㎜から500㎜、間柱の幅を30㎜若しくは45㎜としています。
このように、外側から見えない間柱においても、<Kizuki>では性能の確保に取り組んでいます。ぜひ、私たちと一緒に家づくりをしてみませんか。







