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kizukiの家づくり

2024/11/21 (木)

設計者から見た土地選びのポイント

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、設計者から見た土地選びのポイントをお話しします。

■土地選びの基本

家を建てる際の土地選びはお施主様によって異なりますが、住宅設計者としての視点からはいくつかの重要なポイントがあります。
特に、<Kizuki>ではパッシブデザインを取り入れるために、南側の空間確保が不可欠です。周辺の建物や木々による影響を考慮し、日射を最大限に活用できるように設計を進めることが理想的です。

また、土地選びで考慮すべきは災害リスクです。特に土砂災害や浸水リスクがある地域は、今後の気候変動の影響で被害が増加する傾向があります。<Kizuki>では、土地を選ぶ際にこれらの災害リスクに対して十分に配慮し、お施主様が安全に暮らせるようなアドバイスを行っています。

■歴史的背景と環境インフラの確認

土地の選定にあたっては、その土地の歴史的背景も重要な要素です。<Kizuki>では、古地図や古い写真を参照し、その地域で過去にどのような自然災害や洪水があったかを調査しています。

例えば、現在は問題ないように見えても、かつては浸水しやすいエリアであったという場合があります。こうした歴史的な情報は土地選びの際に見過ごされがちですが、<Kizuki>では慎重に調査し、将来的なリスクを減らすためのサポートを行います。
さらに、土地のインフラ状況も重要な要素です。<Kizuki>では、小学校の学級数や地域の人口推移を調べ、そのエリアの将来性を判断します。子どもの数が減少している地域は、将来的に人口が減少し、インフラの整備が進まない可能性があるため、こうした点もアドバイスに含めています。

土地選びは、家を建てる上で最も重要なプロセスの一つです。<Kizuki>では、日射の取り込みや災害リスクの調査、さらには土地の歴史的背景やインフラ状況までを考慮し、お施主様が安心して暮らせる家づくりをサポートします。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値