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kizukiの家づくり

2025/6/12 (木)

Kizukiが建てる家に切妻屋根が多い理由

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、<Kizuki>が建てる家に切妻屋根が多い理由をお話します。

■機能性と性能を最大限に引き出すための屋根のデザイン

<Kizuki>の家づくりでは、デザインや意匠のためだけに屋根の形状を決めることはありません。
機能性と暮らしやすさ、そして家の性能を最大限に引き出すために、設計段階から屋根の形を考えています。その中で私たちが多く採用しているのが「切妻屋根」です。

切妻屋根とは、建物の一番上の部分から左右2つの面が斜面状に降りてくる屋根の形式で、三角形に見えることから、三角屋根とも呼ばれます。

<Kizuki>が切妻屋根を選ぶ最大の理由は、「小屋裏エアコン」の設置に最適な屋根形状だからです。小屋裏エアコンとは、屋根裏の空間を利用して上下階に均一な温度環境を作り出す空調方式で、空気の流れや圧力損失を計算しながら設計する必要があります。

対して、片流れや寄棟屋根では、屋根裏空間が狭く不均一になりがちで、空調設計が複雑になり、冷暖房の効率が落ちることがあります。

もちろん、切妻屋根はデザイン的にもシンプルで美しく、街並みに馴染みやすいという利点もあります。そして、<Kizuki>の家は「軒を出す」「佇まいを整える」といった、伝統的な日本の家の美しさも大切にしており、切妻屋根はその観点からもふさわしいと言えます。

ちなみに、私が個人的に好むのは「方形 (ほうぎょう) 屋根」ですが、低く見えて落ち着いたデザインから、小屋裏エアコンとの相性があまり好ましくありません。
そのため、切妻屋根が最も合理的で最適な提案になることが多いのです。

現代の家づくりにおいては、「デザイン性」と「性能」をどちらも高いレベルで両立させる必要があります。
その中で切妻屋根は、冷暖房効率を高めながら美しい佇まいも実現できる、非常にバランスの取れた選択だと私たちは考えています。

これからも<Kizuki>は、ただ見た目が良いだけではない、機能と美しさが調和した住まいを追求し続けてまいります。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値