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kizukiの家づくり

2025/6/5 (木)

未来の家づくりについて<Kizuki>が行っていくこと

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。これからの時代に私たちがどのような家づくりをしていくべきか、未来に向けた考えをお話しします。

■国が発表している「住生活基本計画」から考えられること

今後、家づくりに大きな影響を与えると考えているのが「気候変動」と「社会構造の変化」です。近年の夏の気温は想像以上に上昇しており、以前は37.4℃を想定して設計していた住宅も、いまや40℃を超える日が当たり前になりました。
私たち<Kizuki>では、この先20年を見据え、夏場は45℃を想定して住宅性能を計画しています。
これは科学的な裏付けというよりも、経験と直感に基づく判断ではありますが、「いま備えておくべき未来」だと確信しています。

もう一つの大きな変化は、世帯構成です。
国の住生活基本計画によると、2050年には単身世帯が全体の50%(そのうち高齢単身世帯は21%)を占めると予測されています。これは、これまでの「家族中心」の住まいづくりからの大きな転換点です。私たちもこの変化に向き合い、単身者や少人数世帯にとっても快適で魅力ある住まいを設計していく必要があります。

さらに、今後は「持ち家」から「賃貸」へのシフトも進むと考えています。
実は、戦前の東京では8割の人が賃貸暮らしをしていたという事実もあります。戦後の復興とともに持ち家文化が浸透しましたが、都市部を中心に再び賃貸の比率が高まっていくのは自然な流れかもしれません。

■長く愛される住まいを未来へ届ける

重要なのは、経済的に仕方なく賃貸を選ぶのではなく、「豊かな暮らしのために賃貸を選ぶ」という前向きな選択肢が広がることです。
私たち<Kizuki>も、「100年後も資産価値が続く家」という理念のもと、持ち家であれ賃貸であれ、長く愛される住まいを未来へ届けていきたいと考えています。

気候も社会も変わる時代のなかで、変わらないのは「人が心から安心して暮らせる家を届けたい」という私たちの想いです。この想いを胸に、これからも未来を見据えた家づくりを続けていきます。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値