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木材について

2022/8/25 (木)

材木屋だから教えたい豆知識その7 (母屋・棟木・垂木・小屋束)

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。第7回目は、屋根を支える部材(母屋・棟木・垂木・小屋束)についてです。

■切妻と寄棟が代表的な形状

屋根の形状は、切妻と寄棟が代表的です。

切妻とは、最高点となる棟を頂点に、左右へ四角形の斜面を取り付けたもの。側面の壁を妻壁と呼び、近年は太陽光パネルを設置しやすい屋根とされています。

傾斜のある片側一面だけで構成される屋根を、片流れと呼びます。棟木直下にも壁が配置されることで、壁量は切妻よりも増えますが、緩い勾配でも高い位置に窓を配置することが可能なため、部屋全体を明るくすることができます。

それに対して、寄棟は四方向に勾配を付けた屋根形状で、切妻や片流れに比べて壁量を減らすことが可能です。

■屋根を支える部材である母屋・棟木・垂木・小屋束

屋根を支える部材としては、桁行方向には母屋、母屋と平行する形で一番高い位置にある棟を支える部材として棟木を配置。母屋・棟木に対して直行となる屋根の流れ方向には、一定の間隔で垂木を配置しています。

母屋や棟木を支えるのが、小屋束です。小屋束は、母屋や棟木から伝わる力を小屋梁や妻梁へ伝える役割があり、母屋・棟木の断面形状によりますが、その端部に加えて、およそ一間(約1820mm)間隔で小屋束を配置します。寄棟の場合、45度で垂木を取り合う箇所に隅木(谷の部分で取り合う隅木は谷木と呼ぶ)を配置し、これを支える受け束も所定の配置としています。

屋根形状によって部材の構成は変わりますが、屋根を支える役割を母屋、棟木、垂木、小屋束が担っています。屋根は家の外観を左右するポイントであり。雨や日光から守る要でもあります。<Kizuki>では、構造計算によってこれら部材を適材適所で配置し、安心と景観、両方を求めて家づくりを進めています。ぜひ、<Kizuki>の家づくりを体感されてみてはいかがでしょうか。

※桁行方向 建物の長手方向
※梁間方向 建物の短手方向

 

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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

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Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値