2022/04/19(火)
材木屋だから教えたい豆知識その3(湿気について)
こんにちは、<Kizuki>の小泉です。まもなく梅雨に突入しますが、この時期は湿気が多くなりがちです。木材は湿気に弱いと言われていますが、果たしてそうなのでしょうか。
■木材は湿気があれば膨らみ、乾燥すると収縮するという性質

木材は湿気があれば膨らみ、乾燥すると収縮するという性質があります。気候によるところもありますが、シロアリや腐朽による劣化対策も重要になります。
一例をあげると、フローリングの目地は夏になると反り返り、冬には開きます。建具は、夏に反ってしまうことで腐りやすくなります。湿気は木造建築における大敵とも言われており、これをどのように乗り越えていけば良いのかが大きな課題であります。
だからこそ、湿気に強い木材を選ぶことが重要になるのです。
■<Kizuki>では八溝スギの無垢材を使用

強さの観点で考えると、海外から輸入されるデッキ材の中には、日本の湿度環境に適応できないものがあります。水分を含んだ木材にシロアリが侵食してデッキを腐らすという事例が、結構の頻度で散見されるのが現実です。
水には強いが、シロアリが動き出して湿気が多い時期、それによる悪循環などに対応できる木材を選ぶことが必要になります。
<Kizuki>の家づくりにおいて、柱や梁といった骨組部分やフローリングには、福島県、茨城県、栃木県境にまたがる八溝(やみぞ)山脈の八溝スギを使用しています。無垢材とは、天然の木から伐採されたものをそのまま使用されたもの。そのため湿気を吸収し水分を放出するといった調湿するという特性があります。
私たち<Kizuki>は、材木屋が母体。適材適所で理に適う材木選びをしています。材木に関する知識や目利きには自信を持っていますので、ぜひ<Kizuki>の家を体感してみてください。







