こんにちは、<Kizuki>の小泉です。<Kizuki>の家には、リビング吹き抜けを設けています。今回はその有効性をお伝えします。
■リビング吹き抜けの重要性

家づくりにおいて、リビングは住まいにおける中心的な存在です。その配置は、お客様の好みによりますが、私たちは家づくりを配置するため、最初に確認することがあります。それは太陽の動きです。
現実的に、電気代の負担がどんどん上がっていく中で、いかに電気代をかけないで暖かく暮らすことを念頭に設計をすると、1階リビングの上に吹き抜けという構成が一番理にかなうのです。
重要なことは先程も触れた通り、その土地で一番太陽が当たる場所はどこなのかです。その上で、どこにリビングを配置するのかを検討します。1階にリビングを配置するとなれば、2階には必然的に子ども部屋や主寝室をあてることになります。
リビング上部に吹き抜けとする場合、2階のスペースは限られますが、その吹き抜けを介して左右に子ども部屋や主寝室を配置することになります。子ども部屋は2人で半分に割ることを考えると、子ども部屋は3.5帖から4帖ぐらい。これは<Kizuki>の設計ルールでもあります。
■家族に守られている雰囲気が醸し出される

吹き抜けのそばには、造作カウンターが常設されるワークスペースを配置し、家族みんなが様々な形で共有できる場所とします。一番の目的は、子ども部屋から子どもを外に出させることなのです。
子どもが小学生であれば、ダイニングテーブルでお父さんやお母さんと一緒に勉強をしてもよいでしょう。ただ、中学、高校と年齢を重ねると、それぞれの距離感が重要になってきますけど、子どもを子ども部屋に籠らせないためにも、吹き抜けのワークスペースで勉強をさせること。家族の雰囲気や料理の匂い、最後は繋がってほしいことを目的に提案をしています。
都市部で狭小地となれば、日当たりを考慮して2階にリビングとせざるを得ませんが、リビングの配置を極力選ばせないようにしています。リビング吹き抜けからダイニングテーブルを見渡すと、家族に守られている雰囲気が醸し出されます。
OB施主様からはリモートワークが増えたことにより、仕事をするご主人と勉強をする子どもが並んでいる。当初はイメージができていませんでしたけど、OB施主様からは「リビング吹き抜けを作ってもらって良かった」と好評です。
子どもの成長に左右されることなく、家族が団らんできる家づくり。リビング吹き抜けがその大きな役割を担っているのです。ぜひ、<Kizuki>の家を体感してみてください。