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columnコラム

木材について

2024/01/18(木)

材木屋だから教えたい豆知識その12 (縁側)

材木屋だから教えたい豆知識その12 (縁側)

 

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。12回目は、縁側についてです。

■自宅の通路や人々が集まる場所としての役割

縁側という言葉を耳にされたことはありますか。

縁側は「えんがわ」と読み、部屋の外側に設けられた廊下のような空間を指します。現代の住宅にはベランダやウッドデッキなど、意匠的に似たものがありますが、縁側は部屋の区切りを曖昧にする空間として今日まで認識されてきました。

縁側の主な役割は通路です。家の縁(へり、現代住宅に置き換えれば外壁)に沿って造られ、部屋の中を通らずに他の部屋へ移動が可能です。縁側の外部に面するところには壁がなく、外部に広がる景色を身近に感じられる造りとなっています。また、家族をはじめとした人々が集まって会話を楽しみ、四季折々の風景を楽しむ場としても利用されます。

縁側は、雨戸などの内側にある「くれ縁」と建物の外側に設置される「濡れ縁」に分けられ、いずれも木造の骨組みで構成されます。床の高さは、部屋の床と段差を設けずに高さを揃えることで、部屋との一体感が強くなります。奥行きは910㎜(約3尺)。木造住宅は尺モジュール(1メーターモジュールもある)という寸法基準でプランニングしますが、縁側の奥行きもモジュールに合わせて設計すると、納まりもよくなります。

Kizukiの母体は材木屋ですので、良質な材木を提供できます。ぜひ、検討されてみてはいかがでしょうか。

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