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家づくりコラム

2024/5/16 (木)

「ストック循環型社会」へ向けて工務店がやるべきこと

 

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、「ストック循環型社会」のお話をします。

■「ストック循環型社会」には大きく分けて、「循環型社会」と「ストック型社会」がある

環境省が唱える「循環型社会」とは、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会に代わるものとして提示された概念です。この社会では、製品の無駄な廃棄を防ぎ、使い終わった資源を効果的に再利用し、最終的には不要な部分だけを適切に処理する、サーキュラーエコノミー(循環経済)の考え方が重要です。

また、同時に考えなくてはいけないことは、「地域経済の循環型構造」があります。

「地域経済の循環型構造」とは、地域内での収益を活用し、その収益を再び地域内に循環させることで、地域の繁栄を促進する経済構造を指します。この構造を築くことは重要であり、地域の持続可能な発展に不可欠と考えています。

地域循環経済の観点から、地域の工務店で家を建てる大きなメリットは、おかけいただいた建設費用のほとんどが地域の経済に戻っていくということです。

この場合の地域は、<Kizuki>の地元である神奈川や関東、または日本全体など、様々です。海外に依存せずに地域や国内の製品を使用し、家を建てることで産業が育ち、地域の経済が豊かになっていくのです。

<Kizuki>が使う木材はすべて国産材を使用し、建材などもほぼ国産。唯一、防水シートにドイツ製のものを使っていますが、職人も地元の方にお願いしているので、最大限地域循環経済が回るよう努めております。
地域が豊かであれば、次の世代の暮らしも安定するので、地域循環経済における工務店としての役割はしっかり果たしていると考えます。

■ 一方、「ストック型社会」とは

価値のあるものをつくって、長く大切に使い続ける社会のことを「ストック型社会」といいます。良いものを長く使う…時には世代を越えて受け継いでいくという考え方ですね。

この考え方から、住まいも「住宅ストック」として保持していこうと国も動き出しています。

世代を越えて価値のある家に住むためには、その「価値」を数値として表し、長期にわたって保つことが重要です。そのために「長期優良住宅基準」が設けられています。
<Kizuki>では、「長期優良住宅基準」に基づいて建てられた家の価値が持続するように、100年後も家を維持する仕組みを構築しています。

次回は、「住宅ストック」について詳しく掘り下げ、長期的な価値を持つ家づくりについて考えてみましょう。

ぜひ、<Kizuki>とともに「ストック循環型社会」を考え、一緒に家づくりを進めてみませんか。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値