こんにちは、<Kizuki>の小泉です。お客さまの豊かさを新しい家で叶えるために、お客さまと様々なやり取りをしています。今回はその一例をご紹介します。
■大切にしている「家族のあり方」
私がお客さまとのやり取りで大切にしているのは、「家族のあり方」です。親子間、夫婦間、子どもたち同士においては、子どもが小さいころから大人になって家を離れるときまで、様々なことが生じます。
その時々に、家族は家でどう関係をつないでいくのか。その家族における理想の家族像というものを客観的に見ながら、その景色を傍観することで、家族が外と中でどのようにつながっていくのかをよく見ています。
ですから、間取りの話になれば、リビングが1階なのか、2階なのかというのは良くある話です。敷地周りの建物形状や大きさ、配置によって、リビングをどちらに配置するのかを検討するのですが、意外とそこをご検討されてないお客さまが多いです。
お客さまには、最初に「どこでくつろぎますか」と伺います。家族で一緒にくつろぐ時間が多い場所はリビングになるのですが、そこから建物の外を眺めた時に、私たちは「どの景色を切り抜きたいのか」を大切にしていて、吹き抜けの配置や1階と2階の関係性も加味しながらプラン提案を実施しています。
横浜市の場合、高低差のある土地がとても多いので、2階にリビングを持って行った方が良いこともありますし、窓の適正な配置といったところはお客さまが考えないところではないでしょうか。
■提案に対する反応も様々、そこから更なる提案を実行
冒頭で「家族のあり方」が大切であることをお伝えしました。家族が団らんするというイメージをしながら、空間へどうあてはめていくのかが重要になります。お客さまの要望で多いのは、大きなパントリーが欲しいということです。パントリーからキッチン、風呂、玄関・土間収納までの動線が話題の中心になりますが、そのやり取りの中で隠された家族の関係性というのをヒアリングし、お客さまが希望する動線などから外とのつながりをどう構築していくのかを考えています。
お客さまの中には、「それはいいね」と反応される方もいらっしゃいますが、そうではない方もいらっしゃいます。私たちは、ここから更なる提案を重ねていきます。この続きは後日改めてお届けします。