こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は、<Kizuki>でまさに現在工事中のお宅をレポートします。
■基礎工事が間もなく完了し、これから上棟へ

横浜市の郊外にあたる戸塚区の閑静な住宅街。マイホームを新築されているご家族は、30代のご夫婦とお子さま2人(長女4歳、長男2歳)の4人で構成されています。
こちらのお家は、長女さんの名前がイメージされた、イロハモミジを中心とした庭が設計されており、広いリビングからその庭を眺めることができます。2階ワークスペースの窓からは、隣地の学校にある桜の木が見える設定とし、春には桜が、秋には赤く色づいたイロハモミジを自宅から見ることが可能になります。
これまでに、新築する建物4隅と中央1か所の計5ポイントで地盤調査を実施。地盤の強さを確認した後、地縄張り、やりかたと経て、構造計算で算出された基礎の形状に合わせて地面を掘削しました。転圧をかけた後にシロアリ対策兼用の防湿シートを敷いた上から厚さ5センチ程度のコンクリートを打設し、基礎の位置を墨出ししていきます。
位置が決まれば、基礎スラブや立ち上がりに構造計算で決められた鉄筋を配置して、配筋検査に合格後には基礎スラブだけ先行してコンクリートを打設。所定の日数が経過すれば、立ち上がりの両脇に型枠を設置します。

基礎立ち上がり部分にコンクリートを打設後、一定期間が経過後に土台敷きを実施して、建物の骨組みが形成される上棟へと作業は進んでいきます。上棟が終了すれば、建物の姿が少しわかってくることになるでしょう。

※地縄張り 建築予定地に縄を張って、設計図どおりに建物の配置を決めていく作業
※やりかた 基礎工事の前に、柱や壁などの中心線や水平線を設定するため、杭を打ってつくる仮設物のこと
※転圧 土砂やアスファルトなどに力を加えて空気を押し出して、粒子同士の接触を密にして密度を高めること
※墨出し 建築工事において、建物の柱の中心線や床・壁の仕上げ面の位置など、工事の基準となる線を構造体などにしるすこと