こんにちは、<Kizuki>の小泉です。日本人であれば、家づくりにおいて和のテイストが欲しいところです。今回は畳コーナーと和室についてお届けします。
■どういった目的で和室が欲しいのか
<Kizuki>では、リビングの一角で目線を変えることやくつろぎを目的に、畳コーナーを提案していますが、決して必須としていないのが現状です。
私たちの住宅は、リビングを広くするかわりに、間仕切りを入れないようにしています。仮に和室として区切ることになれば、それ以外の用途に使用することができないからです。
ただ、リビングの床はフローリングが多いため、その上でゴロンと寝てしまうと体が痛くなってしまいます。そのため、畳コーナーはリビングのポイントになる部分であることを前提に、寝転がるスペースとしてお客さまに提案をしています。
和室に関しては「どういった目的で和室が欲しいのか」に尽きると思います。お花や華道、着物やお稽古などはきちんとした和室でないと厳しいでしょう。
しかし、両親が宿泊で使用するための和室は不必要だと思います。本当に両親が泊まりに来るのかわかりませんし、もしそうであればホテルで十分。そのための和室としてスペースを確保するぐらいならば、リビングなどで有効活用ができればと考えています。
和室は、およそ平安時代から親しまれた建築様式と言われています。寝殿造り、書院造り、数寄屋造りと形を変えながら、これまで日本で親しまれてきましたが、現代は当時と住人のライフスタイルや時代背景が変わってきています。
<Kizuki>ではリビングを広く確保し、家族の団らんを演出できるような空間づくりを提案しています。和室を設けることでその足かせになるのかもしれませんが、リビングの一角でほっと和む空間として、畳が求められているのであれば、提案していきたいと考えております。どうぞお気軽にお問い合わせください。