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kizukiの家づくり

2024/1/30 (火)

Kizukiだから教えたい断熱性能等級 ~省エネ基準の歴史から紐解く断熱性能等級~

 

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は省エネ基準の歴史から紐解く断熱性能等級についてお伝えします。

■2025年から次世代省エネルギー基準は最低条件へ

前回までのコラムで、Kizukiの家づくりは断熱性能等級7が標準であるとお届けしました。

参考記事
Kizukiだから教えたい断熱性能等級 ~断熱性能等級とは~

Kizukiだから教えたい断熱性能等級 ~断熱性能等級の違い~

Kizukiだから教えたい断熱性能等級 ~Kizukiが外付加断熱を採用している理由~

断熱性能等級は1から7まであり、数字が高くなるほど断熱性能が高いことを示し、2025年4月からは断熱性能等級4が最低基準となります。

2021年まで、断熱性能等級は5までしかありませんでした。等級5以下の等級別における断熱性能の目安は以下の通りです。

等級5:エネルギー収支をゼロにする「ZEH」基準と同程度の断熱性能。
等級4:次世代省エネルギー基準の断熱性能。壁や天井・床だけでなく窓も断熱材を使用しているレベル。
等級3:新省エネルギー基準の断熱性能。一定水準の断熱性能があるレベル。
等級2:旧省エネルギー基準の断熱性能。冬は寒く感じるレベル。
等級1:上記以外の断熱性能。省エネ・断熱性能とともに低い。

等級の内容を確認すると、省エネルギーの歴史が関係しています。

1973年と1979年の2度にわたり、日本国内を襲ったオイルショックから施行されたのが、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)。この法律を受けて、1980年(昭和55年)には「住宅の省エネルギー基準(通称・省エネ基準、現・旧省エネ基準)」が制定されました。

その後、1992年(平成4年)、1999年(平成11年)、2001年(平成13年)、2006年(平成18年)と省エネ法の改正に連動して、省エネ基準も改正を重ねました。

1992年の改正では、各構造の断熱性能強化、Ⅰ地域での気密住宅適用が加えられ、これを新省エネルギー基準と呼んでいます。

1999年は、新省エネルギー基準が全面改正されました。躯体断熱性能の強化、全地域を対象とした気密住宅の運用、計画換気・暖房設備等に関する規定の追加が盛り込まれ、これを次世代省エネルギー基準としています。

これらの省エネ基準は、住宅ローンであるフラット35の技術基準となり、新築住宅のほとんどが新省エネルギー基準(等級3)以上で建設されるようになりました。

2009年には品質の良い住宅を建設し、手入れしながら長く住むストック型住宅を目指した長期優良住宅認定制度がスタート。耐震性・劣化対策・維持管理などと並び、省エネルギー性能の確保が認定取得対象となり、次世代省エネルギー基準をクリアした仕様(等級4)が必須となりました。
※2022年10月1日改定で長期優良住宅の条件が断熱等級5に変更となりました。

そのため、現代では断熱性能等級4の住宅が増加傾向となり、2025年よりこれが最低条件となるわけです。

<Kizuki>の家づくりは、100年先を見越したものとしています。断熱性能等級7の品質確保は標準仕様であり、計画的な定期メンテナンスを実行しながら「100年後も資産価値が続く家」を進めます。
ぜひ、<Kizuki>とともに家づくりを目指してみませんか。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値