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2026/07/17(金)

世界基準で考える、”本当に価値ある住まい”とは

世界基準で考える、”本当に価値ある住まい”とは

 

こんにちは、<Kizuki>です。

今回は、世界の基準で考える「住まいの寿命」についてお話します。

日本では、家は一度建てたら終わりではなく、いずれ建て替えるものとして捉えられることが少なくありません。

一方で海外では、住まいは“長く住み継ぐもの”として考えられており、住宅の平均寿命を見ると日本が約30年であるのに対し、アメリカは約55年、イギリスでは約75年にも及びます。

この大きな違いは、一体どこから生まれているのでしょうか。

 

 

 

 

住宅を「消費」する日本と、「資産」として育てる欧米

 

日本では一般的に、住宅は時間とともに価値が下がっていくと考えられています。
築年数が経つほど建物の評価額は下がり、やがて価値がゼロになって建て替えられていく。
これまでは、こうした「使い捨て」に近い前提のもとで住宅がつくられてきた側面があります。

一方、ヨーロッパやアメリカでは、住宅は「資産」として維持・管理しながら価値を保つという考え方が一般的です。
定期的なメンテナンスや適切な改修を行うことで、何十年、時には100年以上も使い続けることを前提とした住まいづくりが行われています。

つまり、住宅そのものを時間とともに「消費するもの」と見るか、手を入れながら「価値を育てていくもの」と見るかという、根本的な価値観の違いがあるのです。

 

 


出典:
国土交通省「改正宅地建物取引業法の施行状況及び 今後の見直しの方向性について」(令和5年3月)
https://kennet.mhlw.go.jp/tools/tools_temperature/index

 

 

中古住宅流通シェアが物語る、家の「価値」の守り方

 

日本の住宅市場では新築が好まれる傾向がありますが、世界に目を向けると市場の主役は異なります。
全住宅流通量の中で中古住宅が約8〜9割を占めるアメリカやイギリスなどでは、住宅の価値は「新しいかどうか」ではなく、「どのように維持管理されてきたか」によって厳しく判断されます。

そのため、売買時には建物の状態を客観的に評価する「住宅診断(インスペクション)」が当たり前のように行われ、次の住まい手へ安心して引き継ぐための過去の修繕履歴などの情報がしっかりと整備されています。住宅は建てた瞬間がゴールである“完成品”ではなく、“時代の変化に合わせて受け継がれていくもの”という考え方が根付いています。

また、海外の設計思想は「メンテナンスのしやすさ」を極めて重視しています。断熱性能や構造の耐久性を高めることはもちろん、水道管などの配管や設備も後から更新(交換)しやすい設計になっており、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に手を入れられるように考えられているのです。

つまり、住宅は“完成した瞬間が価値のピーク”ではなく、“時間とともに価値を維持し、高めていくこと”がスタンダードになっています。

 

 

 

 

長く、安全に、快適に。100年先へ受け継ぐ住まいの条件

 

住まいの本当の価値は、新しさだけで測ることはできません。
どれだけ長く、安全に、そして快適に使い続けられるか。
どれだけ次の世代へ、資産として価値を保ったまま引き継いでいけるか。
これからの日本の住まいづくりには、まさにこうした世界基準の視点がより重要になっていきます。

Kizukiでは、住まいを「建てて終わるもの」ではなく、ご家族とともに時間と価値を育てていく大切な存在として捉えています。

だからこそ、完成したら見えなくなってしまう構造体の耐久性や、将来の暮らしの変化、さらにはメンテナンスのしやすさまでを見据えた設計を何よりも大切にしています。

家は消費するものではなく、大切に受け継いでいくもの。
その思想をカタチにすることこそが、本当の意味での「価値ある住まい」だと考えます。

 

 

 

 

———————
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