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columnコラム

kizukiの家づくり

2022/07/12(火)

間取りに豊かさはない その2 間取りを決めるアプローチとは?

間取りに豊かさはない その2 間取りを決めるアプローチとは?

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。私たちはお客さまから間取りの受付をおこなっていないと、前回の投稿でお伝えをしました。今回はそれを受けて、間取りを決めるまでのプロセスをお伝えします。

■その間取りでは構造が全く成立しない

私たちは材木屋でもありますので、工務店さんとの取引があります。そのため、工務店さんが作成された間取り図を見る機会が多いのですが、多くの間取りで構造が全く成立していないのです。

図面を見てみると、1階と2階の間取りとして描かれています。仮に構造が成り立っていなくても、工務店さんからは「そんなの何とかしてよ」と言われるのが現実で、私たちとしてはそれをしないように取り組んでいます。

お客さまとしては、間取りを自分たちの手で作りたいという気持ちが強いことでしょう。しかし、間取りにこだわりを持ち過ぎることで構造上無理が生じてしまい、様々な方面で負担を強いられるのです。

私たちは、お客さまにあらかじめ「性能から建物の形を決めます」とお伝えしています。

■建物の中心に柱が1本あるという構造設計

<Kizuki>としては、事前に作っておいた建物形状をベースとし、お客さまにヒアリングを重ねています。間取りから建物形状の提案ではなく、建物形状を作ってから間取りの提案となります。

建物形状を作る段階で構造や間仕切りを設定し、お客さまには部屋内のゾーニングを自由に決めていただいています。

極論を言えば、建物の真ん中に柱が1本あるという構造設計とし、そこを中心に間取りを配置していくというやり方です。可変的なので、構造に影響しない間仕切りを外すことができます。それによって、次の世代が状況に応じて間取りを考えられるように仕掛けています。

「お客さまから間取りを受け付けていません」とお伝えしましたが、建物形状と構造に影響しない場所で、お客さまには絵を描いていただくことができます。最低限の安全と性能を担保していますので、お客さまはその範囲内で安心して間取りを考えることができるのです。

間取りを一から考えるのではなく、構造や性能をクリアさせる前提であっても、お客さまには安心をお届けすることが可能なのです。ぜひ<Kizuki>を体感してみませんか。

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