こんにちは、<Kizuki>のスタッフKです。今回は私の好きな木である「サクラ」を紹介します。
■サクラは花のイメージが強いですが

私は、サクラの木が好きです。
サクラと聞けば、春に咲く花をイメージされる方が多いのではないでしょうか。お花見のシーズンになると、天気予報で「サクラ前線」と呼ばれるものが登場するなど、春のイメージが強い花です。
もちろん、サクラの花はきれいで好きなのですが、今回紹介したいのは材木としてのサクラです。
サクラの木はバラ科に属していて、落葉広葉樹となります。その中でも「染井吉野(ソメイヨシノ)」は一番の知名度があります。
サクラの木にも多くの種類があり、約600種類あると言われています。そのたくさんあるサクラも元をたどれば、11種の「基本野生種」にたどりつきます。「基本野生種」は以下の通り。
・ヤマザクラ(山桜)
・オオヤマザクラ(大山桜)
・カスミザクラ(霞桜)
・オオシマザクラ(大島桜)
・エドヒガン(江戸彼岸)
・チョウジザクラ(丁字桜)
・マメザクラ(豆桜)
・タカネザクラ(高嶺桜)
・ミヤマザクラ(深山桜)
・クマノザクラ(熊野桜)
・カンヒザクラ(寒緋桜)
ちなみに、染井吉野は、江戸彼岸と大島桜の雑種が交錯してできた日本産の栽培品種なのです。
■「淡いピンク色」がかわいい
11種類からなる「基本野生種」のうち、木材として使われているのはヤマザクラの木です。
ヤマザクラの木は、加工がしやすく緻密で狂いが無く、粘り強さといった耐久性があります。耐水性にも優れていて、虫にも強いことから高級家具や建材、楽器などで使われています。
さらに、磨くとつやのある光沢が出る上で、桃色の色調も美しい。私はヤマザクラの淡いピンク色が可愛く見えて、やさしい感じが好きな理由です。
ヤマザクラは花もきれいですが、家具などで使われる木も品があって素敵です。<Kizuki>の家づくりにおいては、家具を造作としています。材木屋の強みを生かした、ヤマザクラの造作家具というのもおしゃれではないでしょうか。