こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は代表取締役であります、私、小泉武彦について紹介します。
■材木屋を継がせるために
私は生まれた時から<Kizuki>の母体である、小泉木材の子どもとして育てられました。物心がついたころから、材木屋を継がせるという親の想いが刷り込まれていましたので、もうそれしかありませんでした。
大学では理工学部の建築学科へ進学します。卒業後はゼネコンへ入社し、現場監督を8年勤めた後に30歳で小泉木材へ転職しました。
ゼネコンに在籍していた当時、私はSRC(鉄筋鉄骨コンクリート造)の施工管理をしていましたので、木造の知識がほとんどありませんでした。
小泉木材へ入社した時、主な業務は材木屋の卸売りで、建築工事としてはリフォーム中心でしたが、前職のゼネコンで最後に仕事を頂いた設計事務所さんから、私が小泉木材へ入社したことをきっかけに、小泉木材として木造住宅の新築工事を受注する事が出来ました。
私は木造に関してほぼ知識が無かったものですから、一から勉強をしました。もう、ゼネコンの頃とは学んでいる世界が違いましたね。
■時代の変化に対応する必要性を実感
私は、社会人になってから技術畑で、建築現場の細部にわたる納まりを考えるのが好きでした。マンションの現場管理をしていた頃は、墨出しから納まりを図面で書きながら考えるとか、お金の管理も含めて、一から十まで叩き込まれました。
※墨出し
建築現場で、柱・梁・壁面などの構造体に工事の基準となる線を、設計図面通りに墨やインクで記すこと。墨壺やレーザーを使用。(出典:デジタル大辞泉)
ただ、時代が経過するにつれて、様々なことに対応することが難しくなりました。卸売りの立場から考えても、工務店さんは大変ではないかと日々実感しています。
昨今、建築に関する様々な動画が配信されていますので、お客さんの建築に対する知識は以前よりも向上しています。私たちは、現状に満足することなく、これからも邁進していく決意です。