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kizukiの家づくり

2023/2/9 (木)

Kizukiはなぜセルロースファイバーとネオマフォームを採用しているのか

 

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回はKizuki最大のこだわりであります、断熱材についてお伝えいたします。

■セルロースファイバーとネオマフォームを標準採用

Kizukiでは、断熱等級7(お客さま希望により6へ変更可能)、UA値(外皮平均熱貫流率)は平均0.25W(㎡・K)以下、C値(隙間相当面積)0.3㎠/㎡以下とし、標準の断熱材としては、セルロースファイバーとネオマフォームを採用しています。

断熱材には、セルロースファイバー、ネオマフォーム以外にも、グラスウール、ロックウール、ポリスチレンフォームと様々な種類があります。皆さまの中には、グラスウールやロックウールなどで代替えができるのではないかと思われていることでしょう。

確かに、グラスウールやロックウールでも材料の厚みを増せば、数字上ではクリアするのかもしれません。しかし、Kizukiとしては「後世までつなぐ価値ある住まい」を目指しています。100年後も資産価値が続く家とするならば、30年先に求められる基準で設計しなければ厳しいと考えています。

■数字には表れないセルロースファイバーとネオマフォームの良さ

断熱等級は2025年4月から断熱等級4が最低基準となります。断熱等級4は2022年3月まで最高等級でしたが、4月には等級5、10月には等級6と等級7が新設。異例のスピードで最高等級のランクが上がりました。

断熱等級4のベースは、1999年3月に建設省(現:国土交通省)より改正された次世代省エネルギー基準に適合するものです。わずか四半世紀で、断熱材のルールが変わってきました。つまり、新築当時の仕様で適合できても、数年先には不適合の仕様となる可能性があるのです。

ここまで数字の話が並んでしまいましたが、むしろKizukiとしては数字以外の部分が重要と考えています。

セルロースファイバーは木質繊維を使用して製造された断熱材です。成形されたものではなく粉を充填して構成されるので、汎用性や厚みの自由度があります。私が一番評価をしているのは、蓄熱性が高いこと。熱の移動速度が遅くて、断熱性能は低いからです。グラスウールが軽いことに対し、セルロースファイバーは重い断熱材です。熱の移動速度や吸音は重さで対抗することが一番なので、性能よりも重要だと思っています。

ネオマフォームは、汎用的に使用できる断熱材の中で薄くて断熱性能が高いです。横浜市は狭小地が多いため、外壁を厚くしないで使いやすいというのもあります。

Kizukiとしては、様々な角度から検証して「後世までつなぐ価値ある住まい」を目指しています。30年後には断熱の基準が変わっていることも想定されています。30年後、いや100年後でも住み続けられる家づくりをKizukiとともに進めてみませんか。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値