こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>の断熱仕様についてご紹介します。「後世までつなぐ価値ある住まい」を目指し、<Kizuki>では断熱仕様を決めています。
■スラブ全面にネオマフォームを配置するのが<Kizuki>のこだわり

<Kizuki>の家は、1階床部分、外壁、屋根において断熱材を配置しています。
1階床部分においては、基礎断熱と床断熱を選択できるようにしています。<Kizuki>としては床下エアコンを配置しているため、基礎断熱をお勧めしていますが、間取り次第では、床断熱に切り替えることもあります。
基礎断熱は、ネオマフォーム※1を基礎立ち上がり内側に厚み95㎜、スラブ※2全面に厚み45㎜を配置しています。このスラブ全面にネオマフォームというのが<Kizuki>のこだわりで、床下エアコンの熱が地盤面へ逃げないようにするためです。
床断熱は、床下に大引や土台にはめ込む形で(床パネルの様な)、ネオマフォーム95㎜の内断熱としています。その上に構造用合板24㎜を挟んで、25㎜の断熱材を置いています。大引の熱橋面積比率※3が20%もあり、冷たい床になる可能性があるからです。
※1ネオマフォーム 熱伝導率(数値が小さいほど、断熱性能が高い)が0.020W/(m・K)で他の断熱材よりも高い断熱性能を保有。フェノール樹脂と呼ばれる世界初の人工合成されたプラスチックを使用し、強く燃えにくい特徴があります。
※2 スラブ 鉄筋コンクリートで作られた版。木造住宅では基礎部分で作られます。尚、木造で作られた床はスラブと呼んでいません。
※3熱橋面積比率 熱橋とはヒートブリッジとも呼ばれ、断熱材の切れ目に存在する部材などが熱を伝える現象を言い、熱橋の面積分だけ断熱性能は低下します。木材熱橋を考慮する方法の一つとして、面積比率法があります。
壁については、セルロースファイバー105㎜を内部に充填の上、耐力面材MOISSにネオマフォーム45㎜を直貼りしています。小屋部分は全て屋根断熱を採用し、セルロースファイバー300㎜を配置しています。
■本物のゼロエネルギー住宅を目指す<Kizuki>の家づくり

私たち<Kizuki>は、本当の意味でゼロエネルギー住宅を目指しています。太陽光パネルは、私たちがカバーしている地域において、斜線制限で南側に配置できないこともありますが、全棟において推奨しています。
ゼロエネルギー住宅の家づくりをすればするほど、(ゼロエネルギー住宅を)やるかやらないかで空気感がわかりましたので、その経緯をお客さまに損益分岐がどこで変わるのかといった予算面も含めて説明をしています。お客さまに工事中の現場をご案内することで、ゼロエネルギー住宅の家づくりが体感できます。
本物のゼロエネルギー住宅を目指している<Kizuki>の家づくり。ぜひ、現場でリアルを体感してみてはいかがでしょうか。