こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。第1回目は針葉樹と広葉樹の違いについてです。
■葉が尖った形状の針葉樹と広く平べったい形の葉が特徴的な広葉樹
樹木においては、大きく針葉樹と広葉樹の2種類に分けられます。同じ樹木であるにもかかわらず、異なる性質を持っています。
針葉樹は、標高が高い山や極寒の厳しい気候の下で生育されています。葉が針のように尖った形状で、葉を落とすことが無い常緑樹。一番わかりやすいのがマツです。他にもスギやヒノキが代表的なものとなります。
一方の広葉樹は、気候が温暖な場所で生育されています。広く平べったい形の葉が特徴的で、形状もつるつるとした楕円形から、ギザギザしたものまで様々です。何枚かの葉が集まって一つの葉を形成する「複葉」というものもあります。常緑樹と落葉樹の2種類にわけられています。
■針葉樹は軽くて柔らかく加工がしやすい
針葉樹は年輪がはっきりしていて、木目が概ね真っ直ぐに通っています。材質としても軽くて柔らかく、構造材や耐力壁として用いられる構造用合板などで使用されています。加工のしやすさから、接合部における仕口にも適しています。
広葉樹は、複雑に変化して美しい木目が多く、材質は例外がありますけど、堅くて重いです。一般的に加工はしにくいですが、言い換えれば丈夫です。色や木目の表情が豊かなため、フローリング材や建材、家具材などで多く使用されています。
広葉樹は約20万品種あると言われていますが、針葉樹は約500品種と少ないです。そのため樹木によりますけど、材料強度を定めた上で木造の骨組みなどに使用しています。
<Kizuki>では、構造計算の結果やお客さまの希望によるところもありますが、八溝スギの無垢材を柱や梁、床材などで使用しています。スギは軽くてしなやかで、それが強さだと考えています。スギのしなやかさが表現された<Kizuki>の家を体感してみませんか。