こんにちは、<Kizuki>の小泉です。
皆さんにとって、各部屋の天井高はどれぐらいが理想でしょうか。天井高とは、床上から天井までの高さを示します。
2階床梁の梁成を抑えて、天井高2400㎜を売りにしているハウスメーカーも少なくありませんが、<Kizuki>は天井高をあえて低めに設定しています。今回はその理由をお話しましょう。
■<Kizuki>の天井高は2,200㎜から2,250㎜を基準
<Kizuki>の天井高は2,200㎜から2,250㎜を基準としています。木造住宅をお探しの方にしてみれば、意外と低いのではなんて思われる方もいらっしゃるでしょう。
天井を低くすることにより、照明が低く設置されることになります。ダイニングには、ペンダントライトをテーブルの近くまで一灯だけ配置します。普遍的なものや昔から良いと言われているものを使うようにしていて、どこに行っても見るようなものかもしれませんが、いつの時代でもみんなが良いと思ってもらえるものをいくつか選んで提案しています。
■天井高を低くする狙いとは
<Kizuki>としては、みんなが集まるダイニングは座りながら、時間を過ごしてもらいたいと考えています。目線を低く抑えてもらいたいとも言えます。
基本的に、自宅は立って生活する場所ではありません。自宅には落ち着きを求めていますし、気持ちを安らかにさせるための空間でありたいと願っています。そのためには、全体的に天井高が高くなるよりも低くすることでそこに癒しが生まれますし、建物全体の高さを抑えることができます。場所によっては高さ制限が設けられていますので、そこにも有効に働きます。
軒の出を出して建物の高さを低くすることで、日本人が昔から好きなような、趣のある落ち着いた雰囲気のある家になります。もちろん、それに見合った外観はしっかりと作っていくことが必要です。
床材や建具、造作家具などもある程度樹種が決まっていて、多くの方から「こういう雰囲気だよね」と言われること。これが共通言語になってきていると実感しています。
だから、造作でソファーも作りますし、スタンドライトもなるべく傘の位置を低くするものにしておきたい。家族全員が和やかにリビングで座りながら会話をすること。<Kizuki>が目指す「後世までつなぐ価値ある住まい」は、こうした家族の団らんが実現できることで、後世に自宅を繋いでいくことができるのです。
様々なアプローチから「後世までつなぐ価値ある住まい」を<Kizuki>と一緒に考えてみませんか。