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家づくりコラム

2022/6/14 (火)

間取りに豊かさはない その1

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。皆さんはこんな間取りに住んでみたいと考えることはありませんか。ただ、その間取りから豊かさを感じることはできるのでしょうか。

■間取りにはこだわり過ぎないほうが良い

<Kizuki>では、「後世までつなぐ価値ある住まい」を目指して、高断熱・高気密を中心に性能へのこだわりを持ちながら、家づくりを進めています。家づくりに様々な想いを込めることは大切なことですが、今の生活に合わせ過ぎた間取りにはこだわらない方が良いと考えています。

これまでの様々な問題を解決させるため、お客さまとしてはこうありたいという間取りをイメージされることだと思います。新築時は良くても、次の世代が使いにくくなるため、価値ある住まいと言いながら、その価値が無くなってしまうのです。いずれ使いにくくなる、小さすぎる、広すぎることもあると思います。だけど、お客さまにおいて、なかなか気づきにくい部分でもあるのです。

■<Kizuki>では間取りを受けていない

ここまで間取りについてお伝えしていますが、<Kizuki>ではお客様が描いてきた間取りをお受けしておりません。

まず、私たちは構造と断熱・気密といった性能部分から間取りを考えています。シンプルな構造で、木造では最高ランクの耐震等級3、耐風等級2が実現できることを前提に、建物の形を決定し、そこに合わせた間取りをお客さまからヒアリングしながら当てはめていきます。

お客さま自身が叶えたい1階と2階の間取りを確認すると、建物のバランスが悪くなることで耐震性能を満足させられないケースが多くなります。古くから伝わる日本家屋の間取りは、構造がシンプルでかつ強固ですので、そういうことをしっかりとお客さまにお伝えしております。

私は、日ごろから「間取りだけにとらわれた家に豊かさはない」と考えています。もちろん、お客さまには豊かな生活を過ごしてほしいと願っていますが、その拠点が<Kizuki>の家となるならば違う部分で考えていきたいし、お客さまにも一緒に考えてもらいたいところです。次回以降、より具体的な部分へ踏み込んでお伝えをしていきます。

 

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値