こんにちは、<Kizuki>の小泉です。皆さんはこんな間取りに住んでみたいと考えることはありませんか。ただ、その間取りから豊かさを感じることはできるのでしょうか。
■間取りにはこだわり過ぎないほうが良い

<Kizuki>では、「後世までつなぐ価値ある住まい」を目指して、高断熱・高気密を中心に性能へのこだわりを持ちながら、家づくりを進めています。家づくりに様々な想いを込めることは大切なことですが、今の生活に合わせ過ぎた間取りにはこだわらない方が良いと考えています。
これまでの様々な問題を解決させるため、お客さまとしてはこうありたいという間取りをイメージされることだと思います。新築時は良くても、次の世代が使いにくくなるため、価値ある住まいと言いながら、その価値が無くなってしまうのです。いずれ使いにくくなる、小さすぎる、広すぎることもあると思います。だけど、お客さまにおいて、なかなか気づきにくい部分でもあるのです。
■<Kizuki>では間取りを受けていない
ここまで間取りについてお伝えしていますが、<Kizuki>ではお客様が描いてきた間取りをお受けしておりません。
まず、私たちは構造と断熱・気密といった性能部分から間取りを考えています。シンプルな構造で、木造では最高ランクの耐震等級3、耐風等級2が実現できることを前提に、建物の形を決定し、そこに合わせた間取りをお客さまからヒアリングしながら当てはめていきます。
お客さま自身が叶えたい1階と2階の間取りを確認すると、建物のバランスが悪くなることで耐震性能を満足させられないケースが多くなります。古くから伝わる日本家屋の間取りは、構造がシンプルでかつ強固ですので、そういうことをしっかりとお客さまにお伝えしております。
私は、日ごろから「間取りだけにとらわれた家に豊かさはない」と考えています。もちろん、お客さまには豊かな生活を過ごしてほしいと願っていますが、その拠点が<Kizuki>の家となるならば違う部分で考えていきたいし、お客さまにも一緒に考えてもらいたいところです。次回以降、より具体的な部分へ踏み込んでお伝えをしていきます。