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kizukiの家づくり

2022/7/21 (木)

材木屋だから教えたい豆知識その6(土台・大引)

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。第6回目は、土台と大引についてです。

■基礎と軸組をつなぐ役割

住宅街での基礎工事現場

皆さんは土台や大引をご存じでしょうか。鉄筋コンクリート造の基礎上部に敷かれている角材が土台であり、基礎立ち上がりが無い部分で床束に支えられて、1階の床組みを構成する部材が大引です。特に土台は、鉄筋コンクリート造の基礎と軸組をつなぐ重要な役割を担っています。

土台を敷く前には、床下と外部を換気する役割を担う基礎パッキンを基礎天端に設置します。以前は、基礎に換気口(長方形の穴)をあけていましたが、近年は基礎パッキン工法が主流です。

土台や大引の設置を土台敷きと呼んでいます。基礎工事完了後に、建物本体の骨組みを進める上で、土台敷きは重要な工程です。土台の上に柱を配置しますので、建物の精度を決める作業と言っても過言ではないでしょう。

実は土台も、柱や梁と同様に構造計算を行っています。骨組みとしては、建物上部からの鉛直力や水平力を基礎に伝える役割であり、基礎と土台をつなぐアンカーボルトの配置なども土台の構造計算をする上で欠かせないものとなっています。

※鉛直力 物体において上下方向に作用する力。
※水平力 地震や台風など、横方向(水平方向)に加えられる力。

<Kizuki>においては、全棟で構造計算(許容応力度計算)を実施しており、耐震等級3、耐風等級2の取得を目指した家づくりを推進しています。

耐震等級3,耐風等級2に見合った耐力壁(筋交いや合板)を配置することになりますので、プランによっては耐力壁にする場所が限られて、配置バランスも考慮しないといけないため、土台や基礎にも影響します。そのため、出来るだけ構造に無理がかからないようなプラン作りを構造計算も加味しながら進めています。

このように、構造計算という明確な裏付けを設けて、「後世までつなぐ価値ある住まい」となるような家づくりを目指しています。ぜひ、現場で<Kizuki>の家づくりを体感してみてはいかがでしょうか。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

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メンテナンス計画で
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Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値