COLUMN

コラム

kizukiの家づくり

2025/8/21 (木)

照明計画で空間を演出する

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は<Kizuki>が考える、照明計画についてお話しします。

■すべてを明るくしないという選択

<Kizuki>が照明計画で大切にしているのは、「どこもかしこも明るい家」ではなく、「必要な場所に光が届く家」です。
多少の暗がりがあるからこそ、落ち着きや陰影のある空間が生まれると考えます。

例えば、リビングでくつろぐ場所と、本を読む場所では、求められる明るさが異なります。それぞれの場所や必要に応じて光を届けることが、<Kizuki>の考える「快適さ」なのです。

また、間接照明はその光が「何を照らすか」が重要になります。
<Kizuki>では素材や空間構成を鑑みて、壁や天井、または照らしたい対象物に柔らかく光が当たるよう計画します。
ただし、間接照明は埃が溜まりやすく掃除が大変であったり、点検がしづらかったり、メンテナンス面での課題もあるため、必要以上には取り入れません。

一方で、スタンドライトを使った柔らかな光の演出や、天井を折り上げずシンプルにまとめるなど、「長く心地よく暮らせること」を前提に提案しています。

■将来を見据えた照明計画

照明器具そのものだけでなく、将来的な追加や変更も考慮しています。
たとえば、リビングに配置するソファ横の床にコンセントを設けることで、スタンド照明を後から追加しやすくなります。
あるいは、スイッチと連動させて、部屋の隅に置いたライトもワンタッチで操作できるようにすると、動作がひとつ減るので長い目で見ると楽に暮らせます。

こうした柔軟性のある電源計画も、<Kizuki>の家づくりの一部です。

空間を優しく包みこむような明かりは、暮らしを営む上で重要な要素のひとつです。<Kizuki>では、照明計画も「100年後も価値が続く家」の大切な要素だと考えています。

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値