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木材について

2022/9/27 (火)

材木屋だから教えたい豆知識その8(木材同士の接合)

こんにちは、<Kizuki>の小泉です。今回は母体である材木屋にちなんで、豆知識をお届けいたします。第8回目は、木材の接合についてです。

■数字の裏付けから適材適所で接合金物を配置

在来木造工法において、木材同士の接合は重要なものであり、仕口などを用いながら材料を繋いでいきます。

仕口とは、柱と梁や筋交いと柱の接合、土台を継ぐ場合などで、部材が45度や60度など様々な角度で接合することを指します。仕口をする場所では、部材に生じている力が集中していて、その大きさや方向がそこで変化します。そのため、木造のように部材を組み立てる工法では構造上の弱点になりやすく、安全性を検討する必要があります。

昨今の住宅においては、木材同士を金物で接合する傾向があります。仕口でつなごうとする場合、該当箇所は断面欠損※を起こすことになり、その部材本来の材料強度が発揮されなくなり、施工品質を保てなくなる可能性があるからです。

※断面欠損:自然現象による劣化等や建設作業による欠き込み等により、柱や梁、壁等の建築構造物の断面の一部が欠け、断面の面積が小さくなることです。

一方、地震や台風など短期的に起こる水平力からは、筋交いといった耐力壁が配置されている柱に対して、土台や梁から引き抜かれようとする力(柱の引き抜き力)が発生します。それを防止するために、想定される柱の引き抜き力を算定し、ホールダウン金物といった金物を配置します。

このように、構造計算の結果より接合金物を配置し、木材の特性を生かして数字による裏付けから適材適所で補強を実施。材木屋として高品質の木材を提供しつつ、こうした数字をもとに品質の更なる確保へ日々努めています。安心が裏付けされている<Kizuki>の家づくり。ぜひ体感されてみてはいかがでしょうか。

 

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100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

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Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値