こんにちは、<Kizuki>のスタッフKです。もうじきクリスマス。クリスマスと言えば、クリスマスツリー。そこで今回はクリスマスツリーに使われるモミの木についてご紹介をしましょう。
■モミの木に食べ物や花を飾ると人間に力を与えることがクリスマスのルーツ
クリスマスが近づくにつれて、街は華やかになっていきます。その中心的な存在を担うのが、クリスマスツリー。そして、使われている材木こそがモミの木なのです。では、なぜクリスマスツリーにモミの木が使われるようになったのでしょうか。
モミは、マツ科モミ属の常緑針葉樹。北半球の寒冷地から温帯にかけて分布しており、日本では秋田県から鹿児島県まで広い範囲で自生する樹木です。古代ゲルマン人が住む北欧は寒さが厳しいのですが、モミの木は元気に緑の葉を茂らせることが可能で、「永遠の命の象徴」として特別な存在でした。
また、中世のドイツでは、モミの木に食べ物や花を飾ると、小人が集まってきて人間に力を与えてくれるという信仰がありました。これらがクリスマスのルーツとされていて、クリスマスツリーにモミの木が使われるようになったと言われています。
モミの木は4月から6月に黄色い花を咲かせます。日当たりと風通しの良さを好みますが、西日が苦手で葉焼けや枝が枯れてしまうことがあるため、遮光対策が必要となります。根が乾燥すると枯れてしまうので、土はある程度の保湿性がある土がおすすめ。水やりにも注意が必要です。45mほどの背丈に成長するため、同じ鉢で管理をしてしまうと、根詰まりを起こして突然枯れてしまうこともありますので、真夏以外であれば時期を選ばず大きな鉢または庭に植え付けてみてください。
街で華やかなクリスマスツリーを楽しむのもよいですが、自分で育てたモミの木を使ったクリスマスツリーも味わい深いものとなるでしょう。1年後のクリスマスを楽しむための仕込みを始めてみてはいかがでしょうか。