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2024/1/5 (金)

新年のご挨拶 並びに 今回の地震災害からの再考について

令和6年の新春を迎え、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。

はじめに、1月1日に発生した能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々並びにご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

被害に遭われた地域の方々のご無事をお祈り申し上げるとともに、被災地の1日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することを心よりお祈り申し上げます。

平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、そして今回の令和6年能登半島地震と近年私たちは大変大きな災害に遭いました。その都度、家づくり家守りとしての無力さを感じ、それでも一つ一つの家とそのご家族を守り抜く事が私たちの責務だと強く再認識させられます。

この場をお借りして、弊社の標準仕様が地震等災害に対しどのように考えているのかをお伝えいたします。

  • 地震や台風による揺れへの対策  耐震等級3及び耐風等級2の確保
  • 停電及び寒暑対策 外皮断熱性能UA値0.25W/㎡K程度及び太陽光パネル設置によるrealZEH
  • 液状化対策
    土地購入時のハザードマップ、古地図等により土地の変化の確認
    地盤調査時に液状化判定の上、対策が必要な場合液状化対策の地盤補強を実施
  • 経年変化による劣化対策
    壁体内結露による躯体(骨組み)劣化を防ぐための防湿シート張り(気密化兼用)
    新築時劣化対策等級3取得
    3年毎の定期点検を実施し、建物の劣化状況の把握及びその対策を早期に実施
    地下シロアリ対策として、基礎下防蟻用敷設の上、ホウ酸による躯体処理(アメリカカンザイシロアリ対策兼用)
  • 維持管理対策
    給排水管、電線、各設備の交換修理がしやすいよう、設計時からメンテナンス計画をし、定期点検時に確認
    維持管理対策等級3取得

今回の能登半島地震においては、地震による被害だけではなく、液状化現象による被害も多く確認されております。耐震等級だけでは対応できない被害、その土地をどう見るか。大変重要な点として多くの方々もご認識されたことと存じます。土地をお持ちでない方は土地探しから工務店と行う際、大切な点としてご留意いただきたく存じます。

 

今回の地震災害後、自社のBCP(事業継続計画)について、再考いたしました。
現本店所在地に移転した際、家守りとして立場だけではなく、流通のラストワンマイルであります材木屋としての立場から、災害復興の一端を担っていけるよう、下記の対策をしております。

  • 本社棟は耐震性能を耐震等級3とし建築基準法上の2倍(耐震等級3は1.5倍)まで高めております。(耐風等級2も確保)
  • 冬季期間停電時でも、平均気温21度を確保できるよう断熱気密性能を確保
  • 本社棟は、太陽光発電による電灯電力の確保及び蓄電池による夜間等の最低限電源の確保
  • 倉庫工場棟は、太陽光発電による動力電力の確保により、2台の電気フォークリフトへの電源共有を確保し、荷役作業が停滞しないよう対応
    また、資材問屋、流通商社さん等と災害協定を結び、復興資材の流通を速やかに回復する体制を構築。
  • スタッフ及びその家族(想定40人)が2週間本社棟で自立できるよう、食料、水、トイレ等の確保
    水は近隣河川を飲料水に変えられる手動ポンプ浄水装置を確保しており、近隣の方々への供給対応可能
    携帯電話等への充電も近隣の方々への供給対応可能
  • 代表取締役である私が死亡した際の、役員変更手続き等のマニュアル策定済 (金融機関さん等へ通達済)

再考により、不足しておりましたこととして、【富士山噴火時の降灰】災害対策が挙がりました。現代日本では誰も体験したことの無い極めて難しい課題対応ではありますが、【今後100年間事業継続する】ことを掲げております以上、真っ直ぐにその課題に向き合うべきだと考え、本日より必要資材等の確保を実行して参ります。

令和6年1月5日
小泉木材株式会社・株式会社Kizukiホールディングス 代表取締役 小泉 武彦
この記事を書いたスタッフ

代表取締役

小泉 武彦 Koizumi Takehiko

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断熱・気密・耐震・制振など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現

断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現

100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。

その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。

確かな性能

マンションの修繕計画のようなメンテナンス計画で長期的な費用を抑える

マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える

Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。

家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。

続く資産価値