代表取締役
小泉 武彦 Koizumi Takehiko
コラム
令和6年の新春を迎え、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
はじめに、1月1日に発生した能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々並びにご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
被害に遭われた地域の方々のご無事をお祈り申し上げるとともに、被災地の1日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することを心よりお祈り申し上げます。
平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、そして今回の令和6年能登半島地震と近年私たちは大変大きな災害に遭いました。その都度、家づくり家守りとしての無力さを感じ、それでも一つ一つの家とそのご家族を守り抜く事が私たちの責務だと強く再認識させられます。
この場をお借りして、弊社の標準仕様が地震等災害に対しどのように考えているのかをお伝えいたします。
今回の能登半島地震においては、地震による被害だけではなく、液状化現象による被害も多く確認されております。耐震等級だけでは対応できない被害、その土地をどう見るか。大変重要な点として多くの方々もご認識されたことと存じます。土地をお持ちでない方は土地探しから工務店と行う際、大切な点としてご留意いただきたく存じます。
今回の地震災害後、自社のBCP(事業継続計画)について、再考いたしました。
現本店所在地に移転した際、家守りとして立場だけではなく、流通のラストワンマイルであります材木屋としての立場から、災害復興の一端を担っていけるよう、下記の対策をしております。
再考により、不足しておりましたこととして、【富士山噴火時の降灰】災害対策が挙がりました。現代日本では誰も体験したことの無い極めて難しい課題対応ではありますが、【今後100年間事業継続する】ことを掲げております以上、真っ直ぐにその課題に向き合うべきだと考え、本日より必要資材等の確保を実行して参ります。
代表取締役
小泉 武彦 Koizumi Takehiko
断熱・気密・耐震など
現時点で提供できる最高クラス
の性能を実現
100年後も資産価値が続く家を目指すため、今の基準で家を建てるのではなく、30年先に求められる基準で設計を行なっています。例えば、断熱等級7、耐震等級3、耐風等級2など現時点で提供できる最高クラスの性能を実現。もちろん数字だけにこだわるのではなく、お客さまが快適に暮らせること、その快適さが持続するために必要な性能を逆算して家を建てています。
その中でもKizukiは、空調を使わずとも冬の室温を18℃に保てる家にすることを一番大切にしています。寒い家だと快適性が損なわれるだけでなく、エネルギーを大量に消費し、光熱費がかさんでしまいます。日本の冬の平均的な室温が約10℃の中、Kizukiでは持続可能な家を実現するために、たとえ日射量が少ない場所でも最適・最高の温度となるように設計いたします。
マンションの修繕計画のような
メンテナンス計画で
長期的な費用を抑える
Kizukiではただ高性能な家を建てるだけでなく、「どのタイミングでどのようなメンテナンスが必要になる」のかを考慮したメンテナンス計画を建築前に行なっています。不意に高額なメンテナンス費が発生するのではなく、細かくメンテナンスを実施することで長期的なコスト(ライフサイクルコスト)を抑えます。
家を建てる際に使う部材には本来耐用年数があります。しかし、事前にそれらが考慮されることはありません。Kizukiの家は部材の耐用年数をきちんと定め、交換しやすいように設計・施工するため、いざ交換という場合に大掛かりな工事や費用が発生することを防ぎます。